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海外文献紹介
REEDA—会陰部治癒状況の評価
REEDA: Evaluating Postpartum Healing
内山 芳子
1
Nancy Davidson
1聖路加看護大学
pp.515-517
発行日 1982年6月25日
Published Date 1982/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206042
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1974年の古い文献を持ち出して,今さら何を言うのかと思われる方々も多いと思う。母性看護学や助産学に関する専門科目の教育の中で会陰縫合部や裂傷部の治癒状態の観察は,避けて通れない。ひと言で「会陰創傷の治療状態はどうでした」と学生に聞くと,「縫合部は接合し,発赤している部分はないが,縫合部にそって軽度の浮腫があります。この会陰創傷の治癒状態は良いと言うのですか」といった答が返ってくる。離開していたり,化膿がなければよいと答えるべきか,いつも悩みの種だった。
文献にもあるように,創面の治癒過程については,外科的に第1次癒合,第2次癒合などと経過を示したものはあるが,これでは毎日の会陰創傷部の観察の中で,看護の判断基準(nursing tool)としては利用できない。当然,臨床的な観察研究から得た成果で基準を作成しなければならない。
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