連載 愛子さんの助産術ノウハウ・6
子宮筋肉と会陰部への対処
長井 博
pp.784-785
発行日 1987年9月25日
Published Date 1987/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207220
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子宮筋肉への対処
連載の中で最もウエイトを置いて述べてきたように,通常の出産における最大の問題点は,子宮筋肉の性質が硬いか軟らかいかということである。
子宮の筋肉が軟らかければお産は軽くすむが,硬い場合には,どうしても難産になる。頸管部の全開大までに,強く長いいきみの時間を要するからだ。また逆に軟らかすぎる場合は,特別なアクシデントがなくとも,流産しやすい傾向があるといえる。
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