特集 助産の歴史
助産婦生活55年間の体験に学ぶ—田中志ん先生聞き書き
関 もと江
1
,
野中 玲子
2
1静岡県立厚生保育専門学校
2佐賀県立衛生専門学院
pp.600-609
発行日 1981年8月25日
Published Date 1981/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205888
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私たち助産婦は今,ほとんどの者が施設に勤務して職務を行なっているが,ときに自分の仕事に対し,本当の助産はどうあるべきかと考えこんでしまうこともあり,自信を失いかける時もある。そうした時,今後の指標を見つける1つの方法として,昔から自立して充実した仕事をやってこられた大先輩の歩いてきた道を探るのも,1つのあり方だと考えるようになった。
そのような折,機会があって開業助産婦を55年間つづけて,現在も現役として御活躍中の田中志ん先生にお目にかかることができた。先生のお話は,これからの助産婦のあり方を模索している私たちばかりでなく,多くの人々にとっても非常に御示唆に富んだ内容であり,「助産婦雑誌」の読者の方々にもぜひ御紹介したいと考えました。
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