特集 妊娠中毒症を整理する
当分娩部における妊娠中毒症の実態と今後の課題
江藤 由美子
1
,
釘田 真理子
1
,
坂本 由紀子
1
,
橋本 晏理
2
,
中山 道男
2
1熊本大学医学部附属病院中央分娩部
2熊本大学医学部産科婦人科学教室
pp.550-554
発行日 1980年8月25日
Published Date 1980/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205748
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はじめに
妊娠中毒症は産科出血とともに,わが国における妊産婦死亡の主因を占め,妊産婦健康管理上,最も重要な疾患の一つである。今回私達は,中毒症の実態ならびに最近の推移を把握するため,昭和45年から昭和52年までの8年間に,当分娩部に入院した中毒症患者306名を対象に検討し,いささかの知見を得たのでここに報告する。
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