研究・調査・報告
臍帯処置について
今 シミ子
1
,
佐々木 敏子
1
,
柳沢 洋子
1
,
細田 寿代
1
,
志賀浦 伊勢子
1
,
井上 洋子
1
1千歳市立病院
pp.105-107
発行日 1980年2月25日
Published Date 1980/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205667
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1.はじめに
新生児期において,臍部は感染の門戸となりやすく,臍脱後の感染防止をはかるため,早期臍帯脱落,創面治癒が要求される。
当院の分娩件数は1か月30数件であり,分娩後1週間までに臍脱せず,退院するケースが多く,未臍脱者には,臍部消毒法,処置方法を指導し,退院させていたが,「臍脱後退院したい」と望むのが母親の共通した心理であると思われる。そこで私たちは,新生児の臍帯を早期に,しかもきれいに臍脱させたいと考え,臍処置方法について検討を加えてみたので,報告する。
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