研究・調査・報告
助産婦学生の学生生活の適応感
三井 政子
1
,
菅沼 美奈子
1
1京都大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻
pp.372-379
発行日 1979年6月25日
Published Date 1979/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205557
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1.はじめに
現在助産婦教育は,文部省,厚生省の指定規則をうけ,その上に各学校それぞれの特色ある助産婦教育課程を編成して行なわれている。
教育機関は,各種学校1年課程,短大専攻科,保健婦助産婦合同課程などがあり,設置主体も様ざまである。一方,現場の助産婦業務の位置づけはとかく暖昧で,その中での将来の方向づけに教官は苦慮することが多い。また,進学してくる学生の看護基礎技術の定着度は多様である。実習の現状を見ると対象の産婦数は学生定員に対して必ずしも十分とはいえず,事例選択もしないまま例数経験のため,夜間実習を組み入れざるを得ない教育機関が多い。
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