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海外文献紹介
分娩前の剃毛に関して—MCN May/June 1977 Vol. 2, No. 3より
Why Shave a Mother Before She Gives Birth ?
K. E. LANDRY
,
D. M. KILPATRICK
,
横尾 京子
1
1淀川キリスト教病院
pp.519
発行日 1977年8月25日
Published Date 1977/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205256
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- Abstract 文献概要
■分娩前の剃毛に関しては,各施設によってさまざまな方法がとられていると思う。私の経験からみると,学生時代に剃毛の必要性を学び,半剃毛の指導を受けた。そして,就職した淀川キリスト教病院では全剃毛だった。これには少々驚きもしたが,産婦に説明する時の‘消毒を十分にするために’という点からは妥当であるとも考えた。ところが,約1年前より半剃毛に切り替えられた。いわばこれは,多くの施設が行なっている方法を取り入れたということだと思うのだが。
半剃毛から全剃毛へ,そしてまた半剃毛へという変化は,学生時代には少しも抱くことのなかった疑問を私に投げ掛けた。それは‘分娩前の剃毛の必要性は何か’ということだった。というのも,全剃毛も半剃毛も,消毒を十分にするという点からみれば,産後の経過には大差がなかったからである。ただ,会陰縫合時を考えると,やはり半剃毛ぐらいはしておいた方がやりやすいかな,とも思った。それならば,全ての産婦一律に半剃毛をしなくてもいいはず……と,何となく割り切れない気持ちで剃毛を続けていた。
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