特別企画 五つ子出生とその周辺
ケース・レポート
5胎分娩のケースを通して
鹿児島市立病院3F病棟
pp.595-597
発行日 1976年10月25日
Published Date 1976/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205112
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1.はじめに
近年,不妊症の治療に対して強力な排卵剤が提供され,妊娠する確率も高くなってきているが,その結果,多胎妊娠が少なからず報告されている。今回私たちは,4,096万人に1人の確率といわれる5胎妊娠に遭遇した。
この妊婦も不妊症の治療を受け妊娠し,多胎妊娠にみられがちな切迫早産,中毒症状を招きながらも10か月まで妊娠を継続し,経腟分娩,3か月後5児とも無事退院したので,ここに母親側からの経過を報告する。
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