連載 キャンパスだより
—九州大学医学部附属助産婦学校—思い出深い学校生活・53
田中 純子
pp.53
発行日 1975年1月25日
Published Date 1975/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204806
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助産婦として勤務を始めて早いもので,もう半年が過ぎようとしており,学生生活を懐かしく思い出すことの多いこの頃です。
私が学んだ学校は,緑やわらかな芝生と,桜並木,つつじの園,夾竹桃の木々,銀杏の大きな樹,その他四季おりおり変化に富んだすばらしい景観のみられるキャンパスの中にあり,病院,その他の施設の近代的建物からは誰も想像することができないような木造の校舎です。本校は大正2年4月,九州帝国大学産婆養成科として開校されて以来,約800人の助産婦がここを巣立ちました。昭和27年4月,九州大学医学部附属助産婦学校となり,校舎を看護学校と共有使用するようになりました。その後,看護学校,診療放射線技師学校,衛生検査技師学校,これら3校が一括して昭和46年度より九州大学医療技術短期大学部として発足し,助産婦学校のみ各種学校として残っています。
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