ケース・レポート
骨盤位分娩の一事例
清水 美知子
1
,
武井 とし子
1
,
佐々木 敦子
1
,
田辺 庚
2
1信州大学医学部付属助産婦学校
2信州大学医学部付属病院産科
pp.504-508
発行日 1974年10月25日
Published Date 1974/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204756
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1.はじめに
骨盤位は妊娠10か月でもなお3〜4%の頻度にみられ,頭位に比べて仮死率が高率であることをはじめとして,児に不利な面が多い。さらに母親の心理的響影など妊娠,分娩管理に十分な配慮が必要であることはよく知られているところである。
今回私たちは,高年初産婦の骨盤位の1事例を経験したので,信大病院産科における昭和42年〜46年の5年間の骨盤位分娩状況とあわせて,その概要について報告する。
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