特集 全国助産婦学生研究論文集・1
妊婦健康診査無料受診票の利用状況と地域と後期妊娠中毒症の傾向について
秋山 光代
1
,
有水 えり子
1
,
岩元 妙子
1
,
大塚 松子
1
,
加藤 美千代
1
,
上村 米子
1
,
小吉 久子
1
,
後藤 美恵子
1
,
正山 佳代子
1
,
瀬戸 美知子
1
,
高橋 美代子
1
,
名護 裕子
1
,
原 保子
1
,
林 幸子
1
,
福留 利江
1
,
松延 久美子
1
,
三浦 啓子
1
,
脇田 由美子
1
1鹿児島大学医学部付属助産婦学校
pp.109-115
発行日 1974年2月25日
Published Date 1974/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204663
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1.はじめに
鹿児島県では,昭和45年10月1日から全妊婦を対象とし,妊婦健康診査を(妊娠前・後期各1回)県医師会と公的医療機関に委託して実施している。また受診票は母子健康手帳に綴り込んで受診の便宜をはかっているが,利用度はきわめて低い状態である。そこで私たちは,受診票の利用状況や,異常所見のある者の管理がどのようになされているか,また本県の妊産婦死亡調査で,最近,妊娠中毒症によると思われるものが地区により増加の傾向を示しつつあるので,この受診票により市部,郡部,離島における後期妊娠中毒症の傾向について調査を行ない若干の知見を得たので報告する。
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