特集 全国助産婦学生研究論文集・1
指導者の立場から
臨床での研究成果を期待しつつ
山下 章
1
1都立公衆衛生看護学院助産婦学科
pp.99
発行日 1974年2月25日
Published Date 1974/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204660
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こなさなければならないカリキュラムがあまりにも多すぎ,つい講義実習とあふれるように,しかも無統制におしつけてしまいがちである。学生はあれもこれも,とにかくいっぱい袋の中に入れて背負ってはみたものの,どう整理してよいかわからないまま,あっという問に1年くらい過ぎてしまう。
もともと卒業したらすぐ1人前の助産婦として使えるように,なんて考えているとしたらとんでもないことである。3年,5年,10年とたって本当のプロフェッショナルになっていくのである。しかもその間常に勉強し,努力し,反省しまた学んで,はじめで可能なことである。
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