インターホン
病院助産婦の使命
沢内 イツ
1
1岩手県立中央病院
pp.61
発行日 1973年5月1日
Published Date 1973/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204529
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「おめでとうございます。女の赤ちゃんですよ」
この一言の安堵感と充実感。そのとき産婦のホットした気持ちが一致する。「アー,本当に五体満足で,元気で生まれてよかった」今までの緊張感と不安がふっとんだあとのこの醍醐味は,助産婦ならではの味わいである。分娩介助にたずさわるごとにくり返されるこの気持ち,きびしいとは思いながらも仕事の魅力に引きつけられるのは,この一瞬があるからだとも思う。
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