北から南から
待遇悪いヘルパー,保母(島根)労基局が勤務実態一斉監督(長崎)
pp.72
発行日 1971年12月1日
Published Date 1971/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204300
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給与—市職員の約40%
米子市のホーム・ヘルパーは寝たきり老人や身障者の世話をさせるため,市が費用を社会福祉協議会に出して42年度から雇い入れ,現在の定員は10人。このうち6人が老人,4人が身障者の世話をしている。今度の募集は老人の世話をする6人のうち1人が退職したので,その補充のため。このホーム・ヘルパーは30〜45歳の家庭の主婦が対象。身分は社会福祉協議会嘱託,給与は「厚生省の基準」ということで23,900円。勤務時間は月曜日から金曜日までの36時間。
一方,保母は現在市内にある8つの無認可保育所を法人化する方針でその手始めとして47年度から五千石,さなえ両保育所を適正規模とするため5人雇い入れることにしたもの。法人化するとはいっても,父兄負担とわずかな市の補助でまかなっているこれら保育所は,保母の給与改善をすることが出来ないため,平均25,000〜26,000円という中卒並み。
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