産科学補習講座・20
先天異常
品川 信良
1
1弘前大学医学部
pp.18-30
発行日 1971年3月1日
Published Date 1971/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204087
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早産(未熟児),分娩時外傷,炎症などによる新生児の死亡が大幅に低下してきたこんにち,先天異常(ないしは奇形)の問題は,産科学ないしは新生児(病)学に残された最大の未解決難題の1つといっても過言ではない。ことに,先天異常をもって大きなハンディキャップをせおったまま生存していくものが最近のように多くなってくると,これは当人や家族の問題をとおりこして,重大な社会問題ともいわなければならない。
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