連載 講座 母子保健・6
思春期および婚前の保健指導について
松本 友子
1
,
本多 洋
1東京大学医学部保健学科 母子保健教室
pp.44-47
発行日 1970年10月1日
Published Date 1970/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203999
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1.思春期女子の保健指導
思春期の特徴 —初潮教育を中心に—
思春期とは12歳から15歳頃までで,小児から成人への移行期を指していうわけである。
身体的には発育の急速な時期で第2次性徴が明らかになってくる。近時,児童・生徒の体位は年々向上しているが,ことにこの年代での伸びが著しいのは思春期における発育のスパートとして知られている(図1)。
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