特集 結婚と公衆衛生
事例
都市における婚前学級,新婚学級
杉原 正造
1
1川崎市川崎保健所
pp.591-593
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204544
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川崎市では,昭和41年12月いらい,結婚の挙式まえ2〜3月といった婚約中のカップルを対象とした婚前の教育—婚前学級—と,さらに昭和45年3月から結婚後2〜3月前後のカップルを対象とする新婚早々の教育—新婚学級—を実施している.都市における若い男女性の市民を対象とした"結婚をめぐる教育"の1事例について述べてみたい.
申すまでもないが,戦後20数年を経た今日のわが国民の"暮らし"は都市も農村も過去に体験したことのないくらい大きく変貌しつつある.京浜工業地帯の中心に位置し,工業都市として急速に発展してきた川崎市も本年4月1日から政令指定都市としてわが国の10大都市の1つに仲間入りをし人口100万人をかかえて,あらたな歩みをはじめている.
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