特集 保育器
メーカーからみた保育器
アトム医理科器械KK商品企画課営業技術係
pp.11-15
発行日 1970年5月1日
Published Date 1970/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203925
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はじめに
保育器が急速に普及し,盛んに使われるようになったのは昭和30年前後であって,はじめは産科領域で主に使われていましたが,未熟児の研究が進むにつれて,小児科でも盛んに使われるようになり,未熟児保育以外に,新生児期のいろいろな呼吸障害の治療に際し子供を温める目的で利用するようになりました。
その頃,国策として,未熟児保育に関する行政指導が行なわれて,全国に未熟児の指定施設が多数つくられ,東京都だけでも100余の施設が指定されました。このようなことから保育器の普及が全国的に広がり,にわかにクローズアップしてまいりました。
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