産科学補習講座・16
輸血
品川 信良
1
1弘前大学医学部
pp.41-48
発行日 1970年3月1日
Published Date 1970/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203896
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産科領域の診療に,輸血はつきものである.たとえば歴史的にみても,輸血らしい輸血が初めて行なわれたのは,後産期の出血に対してであった(注:Blundell,1818)という史実もある.したがって私たちは,Rh因子のことだけでなく,輸血全般のことについても深い関心や理解をもたなければならない.そして輸血によって多くの人びとを助けるとともに,輸血に伴う弊害を,できるだけ少なくするように努めなければならない.
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