グラフ
産科看護学院—東京第1産科看護学院の場合
岡本 晃一
,
本誌編集室
pp.2-8
発行日 1969年12月1日
Published Date 1969/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203834
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最近,看護婦不足,助産婦不足がいわれ,各方面ではその対策に頭を悩ませているが,助産婦不足に端を発し,助産の緊急対策として行なわれたのが,全国各地で続々誕生している産科看護学院である.現在私立1校を含めて,全国に45校開設され,その卒業生は44年10月現在1,775名に達している.
東京都には2つの産科看護学院があるが,ここはそのうちの1つ東京第1産科看護学院である.豊島区医師会館の一角を借りているが,昼間は同じ教室で准看護学生が勉強している.都内の優性保護法指定医に勤務している准看護婦の有資格者が大多数をしめている.週3日,火,木土曜日,授業開始時刻,午後6時,勤務終了後休む間もなくかけつける生徒たちは,熱心に講義を受ける.彼女たちのその姿勢に講師の先生が感心するほどである.昭和36年に第1期生を迎え,今年は第6期生になるが,現在生徒数37名,出席率は良好で,100%に近い.
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