特集 助産婦に必要な薬の知識
(1)妊産婦とくすり
輸液療法の原理と実際
新井 正夫
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.34-40
発行日 1969年9月1日
Published Date 1969/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203802
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生体が体を正常に安定させようとするには必要な体液(水,電解質,ビタミン,糖質,脂質,蛋白質等)が適当に供給され,神経系内分泌系の機能が働きバランスが維持されhomeostasisが保たれる.
体液は細胞膜を境界として,細胞内液と細胞外液に大別され,細胞外液はさらに血管内液(主として血漿)と組織間隙にある組織間液に分けられる.細胞内液は各組織の細胞内にあり,細胞固有の代謝過程に関与している.
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