特集 全国助産婦学校学生研究
—大阪赤十字助産婦学校—妊婦保健指導に対する一考察
赤井 朝子
,
阿部 美都子
,
上田 浩子
,
江田 豊美
,
北 嘉津美
,
奥園 直美
,
金地 豊子
,
竹下 きよみ
,
谷吉 順子
,
林田 広子
,
任田 千代
pp.97-102
発行日 1969年6月1日
Published Date 1969/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203768
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1.はじめに
妊産婦保健管理の重要性が認識され,母子保健法が制定されたものの,その実態は,満足すべきではない.特に妊娠中の保健管理は極めて貧弱で今後になお多くの問題を残している.このような中で当院では,産科外来の一部に指導室を設け診察の後,個人またはグループで妊婦の指導を行なっている.しかしながらその効果については,なお多くの問題が残されているため妊婦のもつ妊娠分娩に関する知識の程度を知り,さらに実際に行なった保健指導がどの程度実行されているかを知ることにより,効果的な保健指導を行なうため資料としたく,当院外来受診の妊婦を対象にアンケート調査を行なったのでその結果を報告する.
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