特別寄稿
授乳時の保温過剰について
森田 正
1
1岐阜盲学校理療科
pp.42-43
発行日 1969年5月1日
Published Date 1969/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203748
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終戦後一時は,母乳で赤ちゃんを育てるのは,時代おくれで哺乳びんとミルク缶が,進歩的な母親の象徴のようなムードさえあった.しかし近年は,こうしたあやまりを正すために,しきりと母乳栄養の大切さが,啓蒙されるようになった.
曰く,ミルク児はよく肥り,健康そうに見えるが,同じ病気にかかっても,重症になって入院する率が4倍も高く(日赤産院しらべ),乳児死亡率は,成熟児で3倍,未熟児では4倍も高い.(乳幼児栄養研究委員会)
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