臨床メモ
胎児の生下時体重推定法
竹内 久弥
1
1順天堂大学産婦人科
pp.620
発行日 1970年7月10日
Published Date 1970/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204245
- 有料閲覧
- 文献概要
種々の理由で分娩誘発を行なわねばならない場合,胎児が十分に成長しているか否かを知ることは大切であり,実際に早過ぎた分娩誘発が3〜7%に行なわれているといわれている。
一般に児の成熟度は生下時体重で決められており,これにあてはまらない例もないではないが体重2500gr以上という基準は一応もつとも利用しやすいものではないかと考えられる。しからば分娩前に胎児の体重を推定するにはどうしたら良いか?古くからこれに関する検討は数多い。ここではシカゴのイリノイ大学のPitkin (Int.J.Gynaec.Obstet.,7,199,1969)の検討と彼の方法を紹介する。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.