インターホン
未熟児を立派に育てた母親
鈴木 光
pp.45
発行日 1967年8月1日
Published Date 1967/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203443
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三重県の乳児死亡は出生千人に対し,昭和10年には119人,22年は88.7人,30年には半減して42人,40年はさらに半減し18.9人となりました.これは全国平均の18.5人とほぼ同じで,米国,英国などの先進国のレベルに達したので県医師会と県との共催によって,今年の2月乳児死亡減少を祝う会が行なわれ,功績のあった医師,助産婦,保健婦看護婦,それに未熟児を立派に育てた母親などが表彰されました.
特に私の助産院で出産なさった方が,早産で未熟児の長男を立派に育てられ,県下でただ一人母親として表彰されました.私にとりましても非常にうれしく,当時の経験をのべ皆さまのご指導をいただきたく報告させていただきます.
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