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都市および農村妊婦の栄養と貧血—東大分院外来妊婦と群馬県新治村の妊婦について
森山 豊
1
,
前原 大作
2
1東京大学産科婦人科教室
2東大分院産婦人科
pp.20-22
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202982
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妊娠,分娩,産褥期の複雑多岐にわたる母体の代謝のために,妊産婦に特別な栄養が必要であることはご存知の通りです.
妊産婦に栄養が不足しますと,流早産をおこしたり,胎児の発育を阻害したり,また母体の代謝に悪影響をおよぼしてきますが,最近とくに注目されてきたものに妊婦の貧血の問題があります.めまい,動悸などの貧血の自覚症状はないまでも,妊娠中の血液検査が広く行なわれるようになった現在,妊婦の貧血は相当高率に発見されております.
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