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回旋異常と鉗子分娩
助川 幡夫
1
1賛育会病院産婦人科
pp.2-8
発行日 1965年3月1日
Published Date 1965/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202925
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内容のあらまし
周産期死亡をめぐる数多くの原因のうち、遷延分娩は、妊娠中毒症とともに、母児保健のみなもとをなすものであります。この遷延分娩の取り扱いに当ってわれわれが迷いと困難を感ずるのは、その発現の時期が明らかでないこと、したがってどこに危険の限界線を引けばよいかということが分からないためです。
そして一見正常自然産を期待される平凡な頭位において、分娩進行の障害を来たしたものの中に「分類」の異常がその原因となっているものが非常に多く、これが児頭の嵌入に関係し、回旋と下降の難易を生ぜしめます。
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