報告
東京都における妊娠中毒症の訪問指導計画
橋本 春子
1
1日本助産婦会
pp.34-39
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202864
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Ⅰ.はじめに
昭和37年度より妊娠中毒症対策の一環として助産婦・保健婦による訪問指導の事業がとりあげられ,すでに他県では実施されているが,東京都においてもようやく本年度より実施の運びとなり,9月よりテストケースとして三多摩地区において行なわれることになった.
三多摩地区がテストケースとなった理由は,(1)出生数が多い,(2)23区に比し分娩施設が少ない,(3)東京都全体に配分するには予算が少ない等の3点による.三多摩地区の結果いかんによっては来年度より全部に実施する予定とのことであり,試金石としてその成果が期待されている.三多摩地区の一員として責任は重かつ大である.
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