連載講座 母と子の心理・4
第1反抗期
品川 孝子
pp.49-52
発行日 1964年8月1日
Published Date 1964/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202814
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生活のすべてを両親の手にゆだねて安心していた子どもが,突然,その保護の手をはらいのけて,独立と自己主張を宣言する.
この依存からの逃避と自己主張の試みが,2歳から5歳までの間に多くの子どもが経験する「第1反抗期」の現われである.長い場合でも1年半ぐらい,短かい場合は半年ぐらい,大人からみればまったく思いどおりにならない時期がつづくのである.
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