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潰瘍性大腸炎の原因
荻原 文雄
1
1ミネソタ大学附属病院外科
pp.33
発行日 1963年6月1日
Published Date 1963/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202552
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74年前にWhiteが,潰瘍性大腸炎の最初の臨床例の記述を行なってから,数多くの文献が,この病気の原因,病理,病態生理に関して発表されています.
この病気の臨床所見としては,大腸および直腸の粘膜の肥厚,炎症性変化,血性斑点の附着などが直腸鏡でみられ,通常排便とともに多量の出血をみます.この場合,便通は便泌している場合もありますが,多くは下痢の傾向があり,血液は便と完全には混合しないででてきます.
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