口絵
虎の門病院産科施設紹介
西前 とし子
1
1虎の門病院
pp.2-8
発行日 1962年7月1日
Published Date 1962/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202361
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虎の門病院は,昭和37年5月20日で開院以来満4周年を迎える。この病院の占める位置的特徴として官庁街の中心にあることから,内科,外科の設備が重点的となり産科,小児科は比較的小規模に設計されている。産科施設は5階の約1/4を占め,南側に面している。哺育室,新生児室,未熟児室,陣痛室,分娩室があり,北側が病室となっている。助産婦9名看護婦1名,助手3名で新生児室,分娩室を受持ち,病室とは別の勤務体制になっている。病室の勤務人員は助産婦3名看護婦12名,助手3名,病棟事務手1名で54ベットを受持っている。当院では,母子別室になっているので,そのための欠点を補うために哺育室を設けて母親の哺育教育が充分にできるように現在内部を改造中である。扉の向う側に分娩室,陣痛室がある。
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