特集 新生児と未熟児の問題
どうしたら赤ちやんをまちがえずにすむか—日赤本部産院での赤ちやんの確認法
福土 玲子
1
1日赤本部産院
pp.60-61
発行日 1962年4月1日
Published Date 1962/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202312
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最近,社会的,経済的な点から,とみに施設分娩が多くなつてきました.また,計画出産に対する一般の理解も高まつてきた結果として,最も適当な時期に,分娩が集中するようになつてきたということも,いなめないことであります.
こうした事情から,特に病産院のような施設においては,分娩時間が重りあうことも往々にみられます.また分娩後一定期間,多くの病産院においては母子異室制が取り入れられて,新生児室には,多数の赤ちやんが収容されるようになつてきました.入院する産婦にとつても,最も心配の一つに"たくさんの赤ちやんがいて間違えられやしないかしら"ということがあげられます.
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