講座 「修正病院会計準則」について・8
損益計算書の区分
針谷 達志
1
Satoshi HARIGAI
1
1厚生省病院管理研究所
pp.970-971
発行日 1983年11月1日
Published Date 1983/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208165
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厚生省医務局は,8月に「病院会計準則(改訂版)」を公表した.この講座の最初に述べたように,これからはこの改訂版に従って解説することにしたい.
さて,第6回に損益計算書における収益・費用の対応表示の原則について説明した.損益計算書はこの原則の適用により,区分ごとに関係のある収益と費用を対応させて計算し,利益を段階的に表示する区分損益計算書として作成される.病院の損益計算書は,医業損益計算の区分,経常損益計算の区分,純損益計算の区分の三つに分けられているが,このうち,医業損益計算の区分と経常損益計算の区分については既に触れたので,今回は純損益計算の区分について説明しよう.
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