胎位胎勢講座・3
試験分娩と児頭骨盤均衝度
遠藤 幸三
1
1国立金沢病院産婦人科
pp.46-51
発行日 1961年3月1日
Published Date 1961/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202092
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いわゆる難産といわれるものの原因は胎位,娩出力,軟産道の異常,子宮口の開大障害,児頭骨盤不均衡などいろいろあげられますが,このうち,児頭骨盤不均衡による場合が最も多く臨床的に特に重視されております.
狭骨盤即ち骨盤腔の広さが,ある程度以上に狭い場合には,正常の大きさの成熟児が産道を通過することは困難で,分娩時間の延長や児の危険が起り,高度の場合は経腟分娩は全く不可能となります.
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