Japanese
English
特集 運動処方—有害事象のリスクがある患者への対応
呼吸・循環リスクがある患者に対する運動処方
Exercise prescription for patients with cardiorespiratory risks
神谷 健太郎
1
,
野田 匠
2
,
柳 尚弥
3
Kentaro Kamiya
1
,
Takumi Noda
2
,
Naoya Yanagi
3
1北里大学医療衛生学リハビリテーション学科理学療法学専攻
2北里大学大学院医療系研究科
3北里大学メディカルセンターリハビリテーションセンター
1Department of Rehabilitation, School of Allied Health Sciences, Kitasato University
2Department of Rehabilitation Sciences, Kitasato University Graduate School of Medical Sciences
3Rehabilitation Centre, Kitasato University Medical Centre
キーワード:
呼吸器疾患
,
循環器疾患
,
集中治療
,
運動処方
,
リスク
Keyword:
呼吸器疾患
,
循環器疾患
,
集中治療
,
運動処方
,
リスク
pp.823-835
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202896
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はじめに
呼吸・循環器疾患患者に対するリハビリテーションは標準的な治療の1つとして各国のガイドラインで推奨され,広まりつつある.しかしながら,超急性期や集中治療室入室中の患者,入退院を繰り返す患者など重症患者に対するリハビリテーションにおいては,介入の是非や内容,注意すべき事象なども多く,施設によって実施状況もさまざまである.
本稿では,呼吸・循環リスクがある患者に対する運動処方というテーマで,現在の本分野のエビデンスを概観した後,重症患者への運動処方の考え方や注意すべき検査・測定指標などについて述べる.
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