編集後記

　昨年の春，ちょこっと事故を起こして以来，母には運転を控えてもらっています．前にも書きましたが，車がないと生きていけないというほどではありませんが，病院，スーパーなど，どこに行くにも歩くと20〜30分程度かかる田舎町．一人暮らしのうえ，車という足がなくなった母の生活は果たして成り立つのか……．そんな母の生活を支えてくれたのは，「ご近所さん」でした．母よりちょっとだけ若い人，娘たちと同世代の人，習い事でご一緒だった人などなど，たくさんのご近所さんが母の足になってくれています．買い物に行く際に一緒に連れていってくれたり，日々の通院の送り迎えをしてくれたり……．まさに遠くの親戚より近くの「ご近所さん」です．そういえば横文字音痴，機械音痴の母にスマホの使い方を教えてくれたのもご近所さんでした．母のスマホデビューは離れて暮らしている娘たちとの距離をぐっと縮めてくれました．本当にありがたい限りです．感謝してもしきれません．

　というわけでもう半年以上運転していない母．満を持して「免許返納」を提案したところ，やはり激しい抵抗にあいました．戦いはまだ続きそうです．