編集後記

　1993年に発足した「総合リハビリテーション賞」．第30回目の受賞論文が津江尚幸先生（山口平成病院リハビリテーション部）らによる「排尿リハビリテーションの臨床的効果−多施設共同ランダム化比較試験」（49巻2号「研究と報告」）に決定しました．おめでとうございます！

　「病院でリハビリテーション科が認められるきっかけとなった」，「新聞社から取材があった」，「大学院に進むきっかけとなった」，「受賞論文が世の中に影響を与えた」などなど……．先月号（増大号）掲載のコラムに寄せられた歴代受賞者の方々の声です．コラムを通して実感したのは「総合リハビリテーション賞」が受賞者の方々のその後の人生に思った以上に影響を与えているということ．とても身が引き締まる思いです．そして何よりもうれしかったのは「総合リハビリテーション賞」受賞が大きな励みになったとの声を多くお寄せいただいたこと．本賞の受賞後に活躍の幅をさらに広げている方が多くいらっしゃいます．リハビリテーションに携わるすべての職種の方々からのご投稿をお待ちしています．ぜひ受賞をめざしてチャレンジしてみませんか？