特集 就労世代の脳卒中リハビリテーション
今月のハイライト
pp.114-115
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202146
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わが国の脳卒中リハビリテーションは寝たきり予防や介護の問題に対応するため,脳卒中治療の病院機能分化(急性期,回復期,生活期)・介護保険システム・地域包括ケアシステムなどの医療社会制度とリンクしながら進められています.一言でいえば在宅復帰を目標とした高齢者向けのリハビリテーションをその核としています.一方,脳卒中全体の約20%が就労世代ですが,就労の問題はなおざりにされやすく,残念ながら現在の脳卒中リハビリテーションシステムにはうまく組み入れられていません.就労世代の脳卒中患者の課題を克服できるよう現在のシステムを見直し,新たな脳卒中リハビリテーションの仕組みを考えていく必要があります.
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