特集 高次脳機能障害者を地域で支える
今月のハイライト
pp.888-889
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203202
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2004年に厚生労働省は高次脳機能障害の行政診断基準を策定した.それまで対応されていなかった脳血管障害や脳外傷,低酸素脳症などの後天性脳損傷による認知機能障害を抱えた人々が,医療や福祉の現場で注目され,治療や支援の対象となったことは非常に画期的なことであった.それから20年が経過し,現在では「高次脳機能障害」は保険病名として広く用いられ,福祉の現場でも認知されるようになっている.本特集では,診断基準が策定されて20年が経過した今,高次脳機能障害者を地域で支えるために何が必要なのか,各分野のエキスパートに解説をお願いした.
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