学会印象記
第41回総合リハビリテーション研究大会
丹羽 真一
1
,
矢本 聡
2
1福島県立医科大学会津医療センター
2東日本国際大学
pp.500-501
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201649
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第41回総合リハビリテーション研究大会は2018年10月27日(土),28日(日)の両日に,千葉市のホテルポートプラザちばにて,千葉県千葉リハビリテーションセンター(以下,千葉リハ)センター長である吉永勝訓氏が実行委員長となられて開催された.実行委員会には千葉リハのスタッフの多くの方が参加された.第41回大会の基本テーマは「地域包括ケア時代における総合リハビリテーション」であったが,実行委員会がこの基本テーマを設定されたのは,かねて「地域包括ケアシステム」の構築を提唱してきた国が2017年に「地域共生社会に向けて」を発表し,地域包括ケアシステムにおける障害児・者等を含めたソーシャルインクルージョンの方向性を明らかにしたことに対応し,その理念を実現するには何が求められているかを明らかにする必要があると考えられたからであると思われる.
第41回大会の1日目は実行委員長の吉永氏による基調講演「地域包括ケア時代に向けた千葉リハの取り組み」で開始された.1日目は基調講演に続き日本障害者リハビリテーション協会副会長の松井亮輔氏の講演が午前中に,午後にはシンポジウム1「『地域包括ケア時代における医療的ケア児者への支援』—医療ケアが必要な障害児者を地域の仲間で支えよう—」と,シンポジウム2「災害時の総合リハビリテーション」が行われた.
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