Japanese
English
実践講座 地域におけるリハビリテーション専門職の役割・2
活動支援システム
Activity support system
田中 明美
1
Akemi Tanaka
1
1生駒市福祉健康部地域包括ケア推進課
1Ikoma City Health and Welfare Department Community-based Integrated Care Promotion Division
キーワード:
自立支援
,
高齢者
,
介護予防・日常生活支援総合事業
,
市町村介護予防強化推進事業
Keyword:
自立支援
,
高齢者
,
介護予防・日常生活支援総合事業
,
市町村介護予防強化推進事業
pp.1079-1083
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201477
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はじめに
要支援認定者らにおける「自立支援や重度化防止」を図るには,心身の状態像を把握し,生活機能低下の背景・要因が分析でき,優先的に取り組むべき課題を整理し,課題解決に向けた有期限での支援内容を具体的に示し,本人・家族の同意を得ながら実践していくプロセスが重要である.そのためには,しかるべき対象をピックアップする介護予防ケアマネジメントの質を担保することをはじめ,生活機能の向上が図れるプログラムの整備や自立支援を多職種で協議できる地域ケア会議の開催が大前提である.また,ほかには元気を回復していく高齢者が地域でいきいきと暮らしていける社会資源の創出や高齢者が活躍していける場の整備がともに進められていることも重要である.奈良県生駒市においては,2012年度に厚生労働省のモデル事業である「市町村介護予防強化推進事業」に参加したことにより,「自立支援・重度化防止」の意識が高まり,介護予防・日常生活支援総合事業にその理念を組み入れることができた.その背景にはリハビリテーション専門職の役割が大きかったため,その位置づけや役割について概説する.
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