Japanese
English
入門講座 認知症の画像診断・1【新連載】
MRI
Structural MR imaging in the diagnosis of dementia
櫻井 圭太
1
,
德丸 阿耶
1
,
下地 啓五
1
,
亀山 征史
1
,
飯島 健
1
Keita Sakurai
1
,
Aya M Tokumaru
1
,
Keigo Shimoji
1
,
Masashi Kameyama
1
,
Ken Iijima
1
1東京都健康長寿医療センター放射線診断科
1Department of Diagnostic Radiology, Tokyo Metropolitan Medical Center of Gerontology
キーワード:
認知症
,
画像診断
,
形態画像
,
MRI
Keyword:
認知症
,
画像診断
,
形態画像
,
MRI
pp.45-51
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201195
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はじめに
認知症は臨床経過や症状,認知機能検査で診断する病態であり,画像検査はあくまで補助検査である.しかしながら,症状や理学的所見のみでは診断困難な病態や治療可能な病態の診断に画像検査は欠かすことができない.また,近年の画像検査技術の発達やエビデンスの蓄積により,アルツハイマー病(Alzheimer's disease;AD)など神経変性疾患の早期診断や予後の推定が可能となり,さらに治療効果のモニタリングに用いるバイオマーカーなど画像検査は以前よりも多くの役割を果たすに至っている.
本稿では,一般臨床で施行可能な画像検査である磁気共鳴画像診断(magnetic resonance imaging;MRI)の認知症の画像診断における役割や,代表的な疾患の画像所見について解説する.
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