Japanese
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特集 若年脳卒中患者のリハビリテーション
機能回復と支援のポイント
Functional recovery and the secrets of their management
太田 正
1
Tadashi Ota
1
1佐久総合病院リハビリテーション科
1Division of Rehabilitation Medicine, Saku Central Hospital
キーワード:
重度廃用
,
自己の気づき
,
参加レベルの目標
,
体力
,
装具療法
Keyword:
重度廃用
,
自己の気づき
,
参加レベルの目標
,
体力
,
装具療法
pp.1101-1109
発行日 2015年12月10日
Published Date 2015/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200439
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若年発症者は少なくない
佐久総合病院(以下,当院)の高度救命救急部門である佐久医療センターで2014年度の1年間にリハビリテーションが処方された脳卒中患者247人中,40歳未満の若年者は6人(2%)に過ぎない.しかし,当院リハビリテーション科外来で筆者が2015年8月現在,定期的に診察している慢性期脳卒中患者76人中,40歳未満の若年者は3人(4%)であり,発症時に遡ると6人(8%)と,決して少なくない(図1).一人一人の支援期間が長いからだ.
比較的若年の症例を通して著者が直接教えられたことを,主に機能回復に焦点を当てて解説する.
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