Japanese
English
特集 慢性期脳卒中のリハビリテーション―現状と問題点
通所ケアの効果
The effect of day care on elderly stroke patients.
水尻 強志
1
Tsuyoshi Mizushiri
1
1宮城民医連長町病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Miyagi Min-iren Nagamachi Hospital
キーワード:
脳卒中
,
通所ケア
,
痴呆
,
低所得
,
外出
Keyword:
脳卒中
,
通所ケア
,
痴呆
,
低所得
,
外出
pp.799-804
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109848
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はじめに
通所ケアには,日常生活動作(ADL)と活動性の向上,痴呆による異常行動の静穏化,介護負担の軽減,家族関係の改善,社会交流,などの意義がある.特に,高齢者や障害者の「閉じこもり」を防ぎ心身の活動性をあげることは,通所ケアの長所である1).
デイケアはデイサービスと比し機能訓練に重点を置いていると言われているが,その違いを明確に述べることは困難である2).両者の相違を実証的に検討した報告はない.また,慢性期脳卒中患者の「閉じこもり」予防に対する通所ケアの効果を検証した報告もほとんどない.
今回,われわれは,在宅サービスを利用している高齢脳卒中後遺症者を対象に,デイケア,デイサービス利用者の特徴と「閉じこもり」予防に対する効果について検討した.
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