一頁講座 最近の車いす
手動6輪車いす「NAP-11」
沖川 悦三
1
,
田中 理
2
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
2横浜市総合リハビリテーションセンター
キーワード:
6輪車いす
,
自走用車いす
,
小回り性
Keyword:
6輪車いす
,
自走用車いす
,
小回り性
pp.765
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109836
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特徴
手動6輪車いす「NAP-11」[日進医療器(株)製]は座席寸法を犠牲にせず全体寸法をコンパクトに設定し,駆動輪を全体重心の位置に取り付けることで,小回り性と上肢駆動のしやすさを実現させている(シート幅38cm,シート奥行き38cmで全幅55cm,全長69cm).最大9cmまで前輪を挙上させることができ,その範囲までの段差乗越えに対応することができる.また,前輪を挙上させた位置で固定でき,安楽位を取ることができる.6輪接地状態でフレームを固定したまま駆動輪をはずすと,4輪キャスターの車いすになり,さらに狭い場所での全方向移動が可能になる.
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