Japanese
English
研究と報告
経頭蓋磁気刺激が予測的姿勢調節に与える影響―反応時間課題を用いて
Effects of transcranial magnetic stimulation on anticipatory postural adjustment.
小宗 陽子
1
,
正門 由久
1
,
佐古 めぐみ
1
,
長谷 公隆
1
,
木村 彰男
1
,
千野 直一
1
Yoko Komune
1
,
Yoshihisa Masakado
1
,
Megumi Sako
1
,
Kimitaka Hase
1
,
Akio Kimura
1
,
Naoichi Chino
1
1慶應義塾大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
予測的姿勢調節
,
反応時間
,
経頭蓋磁気刺激
Keyword:
予測的姿勢調節
,
反応時間
,
経頭蓋磁気刺激
pp.647-650
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109534
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
予測的姿勢調節(Anticipatory postural adjustment,以下APA)は,随意運動による,他の身体部位の姿勢維持に対する外乱を予測し,補正するメカニズムである.1950年にMagnus1)らは,一側上肢の挙上運動の際,主動筋である三角筋の筋活動に先行して対側の脊柱起立筋や大腿二頭筋の活動を認め,これをAPAとして報告した.APAについては,現在までそのメカニズムの解明のために,多くの研究がなされている.今回は経頭蓋磁気刺激を行うことにより,主動筋である三角筋や脊柱起立筋を始めとする姿勢調節筋の反応時間がどのように変化するのかについて検討した.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.