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特集 精神科領域の専門資格—どうやって取得し,どのように臨床へ活かすか
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法の実施者認定
Qualifications for the Practice of Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation(rTMS)Therapy
野田 賀大
1
Yoshihiro Noda
1
1慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室
1Department of Neuropsychiatry, Keio University of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード:
経頭蓋磁気刺激
,
transcranial magnetic stimulation
,
TMS
,
保険診療
,
NeuroStar® TMS治療装置
,
学会講習会
,
企業講習会
Keyword:
経頭蓋磁気刺激
,
transcranial magnetic stimulation
,
TMS
,
保険診療
,
NeuroStar® TMS治療装置
,
学会講習会
,
企業講習会
pp.1674-1677
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207150
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抄録
本邦では,2019年6月より治療抵抗性うつ病に対する経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation:TMS)療法が,保険診療下で保険算定要件が定める範囲において実施できるようになった。欧米では,うつ病をはじめとした精神疾患に対するTMS治療はすでに20年以上の実績があり,通常医療の一部となっているが,本邦ではまだ歴史が浅く黎明期にある。そのため,日本ではTMS治療に関する十分な知識や技術,経験を有する精神科専門医が非常に少ないという現状がある。そこで本稿では,保険診療下でTMS治療を実践するためのボトムラインとしての実施者基準およびその内容を主に紹介し,さらにアドバンスドなTMS臨床研究をするために必要なことについても少しだけ触れたい。
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