Japanese
English
実践講座 スポーツ外傷後のリハビリテーション
3.競技への復帰手順
Process of the athretic rehabilitation.
小林 寛和
1
,
宮下 浩二
1
,
藤堂 庫治
2
Hirokazu Kobayashi
1
,
Kouji Miyashita
1
,
Kouji Toudou
2
1財団法人スポーツ医・科学研究所
2三菱名古屋病院
1Institute of Sports Medicine and Science
2Mitsubishi Nagoya Hospital
キーワード:
スポーツ動作
,
機能評価
,
リスク管理
Keyword:
スポーツ動作
,
機能評価
,
リスク管理
pp.637-645
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109533
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はじめに
スポーツ外傷後のアスレチックリハビリテーション(以下,AR)は,急性外傷や慢性外傷,また外傷後遺症などを有してスポーツ活動を休止もしくは制約されている者に対して,より早期に,より良い身体状態でスポーツ復帰させることを目標に施行される3).
近年,スポーツ活動の多様化に伴い,ARの対象者やニーズも拡大されてきている.内容もスポーツ外傷の病態解明や機能的な対処方法の進歩によって,患部の治癒を促進させつつスポーツに必要な機能を得るための安全かつ効果的な方法が充実してきている.
ARでは,円滑なスポーツへの導入に加えて,復帰後の外傷再発生や後遺症発生を予防するための対策も重要であり,スポーツ動作の観察に基づいて外傷発生機転も十分に理解しておく必要がある.
スポーツ外傷後のARについて,スポーツ復帰への考え方と基本的な手順を具体例を交えて説明していく.
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