Japanese
English
特集 下肢骨関節症の最近の治療
変形性膝関節症治療法の選択
Choice of the treatment for osteoarthritis of the knee.
斎藤 知行
1
,
腰野 富久
1
,
武内 鉄夫
2
Tomoyuki Saito
1
,
Tomihisa Koshino
1
,
Tetsuo Takeuchi
2
1横浜市立大学医学部整形外科
2武内整形外科医院
1Department of Orthopaedic Surgery, Yokohama City University School of Medicine
2Takeuchi Orthopaedic Clinic
キーワード:
変形性膝関節症
,
病期
,
進行度
,
治療
Keyword:
変形性膝関節症
,
病期
,
進行度
,
治療
pp.227-232
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109439
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はじめに
変形性膝関節症は比較的頻度の高い高齢者の退行性疾患である.関節軟骨の退行変性と破壊を基盤とし,骨棘や軟骨下骨の骨硬化などの骨病変と滑膜炎症により疼痛を生じ膝関節機能に著しい障害をもたらす1).変形性膝関節症の多くは主病変が単一コンパートメントに局在し,その病勢および症状発現には下肢アライメント異常や歩行時の膝関節の動揺性が関与する.治療法の選択にはその変形性膝関節症の病型と病期の把握が重要であり,本稿では病型と病期に応じた保存療法と手術療法の適応について論述する.
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