書評
竹内二士夫・粕谷大智・佐々木清子 著―図説リウマチの物理療法―病院での治療から自宅療法まで
粕川 禮司
1
1福島県立医科大学第2内科
pp.866
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108752
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「図説リウマチの物理療法―病院での治療から自宅療法まで―」を読ませていただいた.
本書が扱う慢性関節リウマチ患者は全国で50万人おり,関節の破壊と変形により身体障害を起こしやすい病気です.治療法としては服薬や注射などの薬物療法が中心ですが,温熱療法やマッサージ,体操などのリハビリテーションも大事な治療法です.時には手術療法も必要になる総合治療が行われます.リハビリテーションは病院で行うばかりでなく,自宅で毎日行うことが大切であり,より効果があるものです,このような家庭で行う運動療法や温熱療法について書かれた書物は意外と少ないのです.
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